障がい者施設で剣道体験を行ないました

 6月14日、東京都大田区にある障がい者の就労移行支援と就労継続支援B型を行なう施設『さわやかワークセンター』で、剣道の体験をさせていただきました。

 総勢11名の参加で、ほとんどの方が実際の防具を見るのは初めてで、私の姿をみて「おお~」と歓声を上げる方もいらっしゃいました。

 チャンバラごっこにならないよう、最初に剣道のルールや心構えなどの説明をしました。

礼儀や相手を敬う気持ち、自分に負けない心など話をさせていただきました。

 その後、体育館に移動して、実際に体験してもらいました。

 まずは挨拶から。例えば就職活動の面接でも、背筋を伸ばして礼儀正しく挨拶することはとても大切です。

 このように礼儀や作法は剣道の場面だけでなく、広く生活に役立つ一生の宝物になりますので、日常生活と関連付けながら説明させていただきました。

 最初に足さばきの練習をして、次に素振りを行ないました。

 みなさん大きな声で、一生懸命素振りをしてくださいました。

 最後に、実際に打突していただきました。

 竹刀を初めて持つ方が多かったので、今回は面打ちだけでしたが、運動競技としての楽しさも体験していただけたのではないでしょうか。


 剣知会では、障がいをお持ちの方に剣道の楽しさと素晴らしさを経験していただく取り組みを行なっております。施設や学校など出張いたしますので、ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

ご連絡先:kennchikai@gmail.com

 

 また、月1~2回、川崎市の高津スポーツセンターにて稽古会も行っております。見学も自由です。お気軽にご参加くださいませ。

剣知会

剣道には、交剣知愛(こうけんちあい)という言葉があります。これは剣道を通じて互いの理解を深め、人間的な向上をはかるという意味です。そして、あの人ともう一度稽古や試合をしてみたいと思うこと、またそう思われる人間になるよう稽古に励みなさいという意味です。  剣知会は、障がいのあるなしにかかわらず、一緒に稽古に励むことで理解、尊重し合いながら、互いの成長を喜び合うことを目的とした、剣道の団体です。